ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】は、柴門ふみによる漫画が原作で、1991年にドラマ化され大ヒットしました。織田裕二と鈴木保奈美のダブル主演で、バブル景気の世相を反映した華やかな作品となっています。
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主演の鈴木保奈美や織田裕二は、この作品をきっかけにドラマの主演級としての評価を確立したと言っても過言ではありません。今では大御所俳優としてその名を知らない人はいないほどの存在となっていますが、その二人のまだ初々しい演技が観られる貴重な作品です。
当時あまりの人気に、若い女性たちがこのドラマを見ようと家路を急いだことで、繁華街から人影が消えたという逸話は有名です。ドラマ内のセリフも話題となり、社会現象とも称されました。
また、小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」が主題歌となっており、このドラマのストーリーと非常にマッチした楽曲となっています。ドラマ同様大ヒットし、シングル売上は270万枚にまで上りました。
ここが見どころダヨ
また記事後半では、あらすじ・キャスト等の作品情報や、みんなの感想・ネタバレ情報なども紹介していますので、併せてチェックしてみて下さいね。
目次
ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】の平均視聴率・比較
ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】の平均視聴率を他の有名なドラマと比較してみました。
<参考>平均視聴率・比較 | |
作品名 | 平均視聴率 |
ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】 | 22.9% |
ドラマ『ドクターX・4期』 | 21.49% |
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 | 14.47% |
ドラマ『グランメゾン東京』 | 12.74% |
ドラマ『凪のお暇』 | 9.94% |
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配信状況チェック表/2021/1/6 現在 | ||||
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違法アップロードの詳しいリスク解説は、こちらの記事を参考にしてください。
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ランチや時間潰しなどは、いつも好きなドラマやアニメ、映画などを観ながらなので、1~2時間なんてアッという間。(笑)
大人の事情で地上波では観られない作品もあったりして、みたい作品を制覇出来るのはまだまだ先になりそうです。
私の体験談
ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】の作品概要とキャスト・スタッフ
ここからはドラマ【東京ラブストーリー(1991)】の関連情報になります。
まずは作品概要から。
田舎から東京の会社にやってきた若者・永尾完治(織田裕二)は幼なじみの関口さとみ(有森也実)が好きだった。しかし関口は永尾の同級生・三上(江口洋介)に心惹かれていた。カンチは同じ会社で知り合った赤名リカ(鈴木保奈美)から一途に愛を打ち明けられ、その恋愛は成就するように見えたが・・・。
次はキャスト・スタッフ情報です。
キャスト
鈴木保奈美
織田裕二
有森也実
江口洋介
千堂あきほ
中山秀征
スタッフ
脚本 – 坂元裕二
音楽 – 日向敏文(アルファレコード)
演出 – 永山耕三、本間欧彦
主題歌 – 小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」(ファンハウス)
演出補 – 林徹、中江功
美術 – 荒川淳彦
技術 – 島方春樹
撮影 – 久坂保
照明 – 爲貝幸弘
音声 – 吉田勉
映像 – 松田年世
録画 – 今村信男
編集 – 石井和男
ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】の各話あらすじ(ネタバレあり)
1話 出会いと再会
リカ(鈴木保奈美)は、ハートスポーツの事業部で働くOL。四国から上京した永尾完治(織田裕二)がハートスポーツの営業部に就職した。二人は何となく気が合った。
完治の高校の同窓会が開かれた。10人ほど集まって鍋をつついている。さとみ(有森也実)がやってきた。完治には思い出のある人だ。会の終わりごろ三上(江口洋介)が現れた。完治と親友だった。その三上が、なんとリカを連れてきた。その途中、ひっかけたと言う。
この同窓会をきっかけに完治とさとみは急接近した。完治はさとみとデートすることになった。ところが、三上がついてきて・・・。
2話 愛ってやつは
リカ(鈴木保奈美)が永尾(織田裕二)に、アイスホッケーの試合のチケットを2枚プレゼントした。永尾とさとみ(有森也実)が試合を見に行くとリカもやってきた。
試合が終わってから3人はバーへ行く。永尾はリカに、和賀部長(西岡徳馬)との不倫の噂を聞く。「ほんとよ」と言うリカ。「好きだったら誰とでも寝るのか」という永尾に、リカはビールをひっかけ、店を出て行く。
2人きりになった永尾はさとみに「オレと付き合ってくれないか」と切り出した。「宿題にする」と答えるさとみ。そして、さとみは三上(江口洋介)に、永尾から交際の申し込みがあったことを話した。
3話 二人の始まり
デパートのティールームで永尾(織田裕二)とさとみ(有森也実)が会った。三上健一(江口洋介)を好きだろうと言われたさとみは返事に困った。立ち去るさとみ、つらい永尾。
そんな永尾をリカ(鈴木保奈美)が慰める。「ガンバレ、わたしもガンバル」という。これを聞いた永尾は「これからは三上とさとみを応援する」という。永尾は三上に会った。三上は「オレがさとみの気持ちを受け止めてもいいのかよ」と永尾に言った。「オレが口出しするようなことじゃない」という永尾。
三上の部屋。ベッドの中に三上とさとみ。
4話 君の翼になる
永尾(織田裕二)とリカ(鈴木保奈美)はベッドをともにした。その日、会社へ出た永尾は、部長の和賀(西岡徳馬)から、新製品のテニスシューズをデパートへ売り込むよう命じられた。翌日、永尾は三上(江口洋介)から電話で呼び出された。喫茶店で会った。三上はさとみ(有森也実)とオレのことを祝福してくれと言った。
永尾はデパートへ行った。前日は渋っていた主任が、「話を聞く」と言った。リカが手を回してくれたのだ。会社に帰った永尾はリカに「余計なことをするな」と怒った。結局、永尾とリカはケンカを・・・。
5話 いつも思い出して
リカ(鈴木保奈美)、永尾(織田裕二)、そしてさとみ(有森也実)、三上(江口洋介)は、そろって温泉に行く。三上の女性関係のことで怒っていたさとみは彼と仲直り、リカと永尾は散歩に出た。永尾がリカを抱きしめ、リカは幸せな気分に・・・。
温泉旅行から帰ったさとみは、三上のマフラーを編む。そんなさとみのアパートへ、「三上はいないか」と若い女性が現れた。さとみは三上を訪ねて大学の研究室へ行く。すると、三上と尚子(千堂あきほ)が妙な雰囲気。さとみは部屋を飛び出した。
永尾の誕生日。リカの待つマンションへ帰ろうとした永尾のところにさとみから電話が・・・。
6話 赤い糸に結ばれて
さとみ(有森也実)が盲腸で、三上(江口洋介)の大学の付属病院に入院したという電話。永尾(織田裕二)はリカ(鈴木保奈美)を連れて見舞いにいく。三上はつきっきりで看病していた。尚子(千堂あきほ)も、花束を持って見舞いにやってきた。尚子はみんなの前で、この四月、親の決めた人と結婚すると言った。これで、三上と尚子の仲を疑っていたさとみのモヤモヤした気分が消えた。
だが、尚子は悩んでいた。その悩みを三上にぶつけた。二人はバー「ゼルダ」で飲んだ。「親のために結婚したくない」と涙を流す尚子。そっと抱きしめる三上。その様子をさとみが・・・。
7話 愛は待たない
三上(江口洋介)が尚子(千堂あきほ)と抱き合っているのを目撃したさとみ(有森也実)。永尾(織田裕二)に会ってそのことを話す。でも永尾はどう言ったらいいか分からない。永尾がマンションに帰ってくるとリカ(鈴木保奈美)がいた。永尾はさとみのことを話した。リカは突然、永尾の故郷の愛媛へ行こうと言い出した。
バーで永尾と三上が飲む。女性のことで曖昧なことばかり言う三上を永尾が殴りつける。二人が大ゲンカ。さとみがリカと公園で会った。「三上くんと別れる」とさとみはリカに告げた。そして、土曜日。さとみは三上に「笑って別れよう」と言って走り去った。
8話 この恋を信じたい
永尾(織田裕二)の高校時代の同級生が結婚した。永尾が2次会の幹事を引き受けた。三上(江口洋介)ときっぱり別れたさとみ(有森也実)も出席した。さとみはすっかり元気を取り戻した。
さとみのマンションから出た三上は、永尾の近くのアパートに引っ越してきた。三上はさとみのところへ自分の荷物を取りに行く。さとみは意外に明るい応対。部屋を出ていく三上に自分が編んだマフラーを渡した。リカ(鈴木保奈美)に新しくできるロサンゼルス支社行きの話が持ち上がった。リカは「さようならを言わなくてはならないかと・・・」と永尾に話して・・・。
9話 行かないで
リカ(鈴木保奈美)は、ロサンゼルス転勤で迷っている。和賀部長(西岡徳馬)に相談する。和賀は永尾(織田裕二)に、「リカをロスへやってしまえ」と言う。夜、リカと永尾がバーで会った。リカは永尾に「ロス行きを止めると思ったのに」と言った。「リカにとってロス行きが一番いいと思ったら行きなさい」という永尾。リカは三上(江口洋介)と水割りを飲む。やはり迷っているリカ。
永尾はさとみ(有森也実)に呼ばれてマンションを訪ねる。高校時代の話をする。ついにリカは、ロス行きを決意し、それを和賀に・・・。
10話 約束
リカ(鈴木保奈美)に会って話をするはずだった永尾(織田裕二)。だが、さとみ(有森也実)に引き止められて、リカをすっぽかした。翌日、リカと永尾は会社で会った。リカは悲しい表情で永尾を見つめるだけだった。
永尾はリカに会って、けじめをつけなくてはならない。日曜日に会社に行くと、リカが仕事をしていた。永尾は何か言わなくてはならないと思ったが何も言えない。リカは部屋を飛び出した。その夜、永尾はリカと会った。そして、リカとやっていく自信がない、と告げた。「別れない」というリカ。そして、リカがいなくなった。
11話 さよなら
姿を消したリカ(鈴木保奈美)は、永尾(織田裕二)の故郷・愛媛にいた。追いかけてきた永尾と小学校で出会った。永尾はリカにロサンゼルス支社行きを勧めた。リカはロス行きを決めた。そして二人は別れた。
永尾が会社に出社すると、リカがロスへ出発したと知らされた。屋上に出た永尾は遠くを見つめた。
一方、結婚してハネムーンに出かけた尚子(千堂あきほ)は、一人で帰ってきてしまった。何もかも捨てたといって三上(江口洋介)のマンションにやってきた。そして、三年後・・・。
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ドラマ【東京ラブストーリー(1991)】を観たミンナの感想(ネタバレあり)
40代男性
当時まだ人生経験が浅かったので、“こうも簡単に自分の好きな人が変わってしまうものなのか…”と、完全に衝撃を受けてしまったドラマでもあります。
放送翌日には、学校でクラスのみんながドラマの感想を話したり、シーンを真似したりしていて、その影響力の大きさを今になって実感しています。
さとみ役を演じた有森也実さんのことは、私と妹で未だに『さとみ』と呼んでしまっているくらい強烈な印象が残っています。
ストーリーはとにかく切なくて、悲しくて、まだ子どもだった自分には、結末をしばらく受け入れることができませんでした。とにかく思い入れがあって、その時の立場や年代によってもまた違った感じ方ができるので、しばらくして再度観返したいと思わせてくれるドラマです。
また、主題歌の入り方が毎回粋だと感動しています。あの演出は当時気付かなかったですが、今ではその良さに鳥肌が立ちます。もちろん主題歌である小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』自体も、本当にドラマにマッチしていて素晴らしい曲です。この曲を聴くとこのドラマの事を思い出す人は自分だけではないと思います。
間違いなく歴史に残る、素敵なドラマでした。
20代女性
この時代のドラマは、登場人物の感情表現がストレートでいいなぁと感じました。カンチとリカの会話が電話のやりとりみたいになっているところや、カンチの物の例え方とか、2人の会話のひとつひとつが本当に楽しくて、自分が生まれる前の時代のドラマなのに夢中になって観ていました。
キャラクターもそれぞれ個性的で面白かったです。
私は、主人公のリカのようなな天真爛漫な女の子に憧れてしまいました。
さとみは、始めは大人しい子なのかなと思っていましたが、小悪魔的な部分も見えてきて“あれ?もしかして隠れた悪い女なのか?”とも思いながら観ていました。
個人的には、カンチよりもラフな感じの三上のような男性がタイプです。
また、つくづく感じたのは本当に恋愛はタイミングが大事だという事。相手にその時の思いを素直に伝えることも大事!後から実はあのときこうだったなどと言われても、時既に遅し。この作品ではそれが痛いくらいに感じられてもどかしかったです。とっても有名な作品なので、こんなにも切ないものだとは思いませんでした。
私もこの切なさは身に覚えがあるのですが、今後の参考にしたいなと思いました。
30代男性
カンチは優しいと言えばそうなのかもしれんが、無責任な部分があったり相手任せにしたりして自分の意思が弱いような気がします。女々しくて生き方に不器用な印象でしたが、そこがまた完璧ではなくて親近感を持って観る事ができました。
ただ、人を待たせたりドタキャンしたり、自分から誘っておいて行かないというのにはイライラしてしまいました…。今と違ってスマホが普及していないからこそ起こる現象というのもあるのでしょうね。
関口は一見か弱そうに見えるのですが、ナチュラルに男性を惚れさせるテクニックを持ち合わせている魔性の女性でした。恋人についての相談を、自分のことを好きなカンチにするなんて、残酷であざといですよね。自分が女性だったら関口さんみたいな女性とは仲良くなれないなと思ってしまいました。そこもまた絶妙なキャラクター設定で面白かったです。
三上は本当にチャラチャラした男性だったというのが印象です。長崎にも本気なのか結婚するまで見えてこなかったし、ハッピーエンドではありましたが誠実とは遠いキャラクターでした。
そして赤名リカ。
幼馴染みの仲良しグループの中に割って入る良い嵐という感じでした。
少し愛情が重たいという以外は、気も使えるし、ストレートに物事も言ってくれる素敵な女性だと思いました。凄く魅力的ではあるのですが、カンチにとっては一過性の台風に過ぎなかったというところでしょう。
30代女性
登場人物がみんな色々失敗して後悔して、そんな自分に踏ん切りをつけながら生きている感じが見られて応援したくなりました!
そして何より主人公の赤名リカさんが良かったです。もし私だったら、あそこまで潔くできていただろうか…と考えながら観ていました。今の流行とは違う衣装もインテリアも可愛かったし、リカ役を演じた鈴木保奈美さんの演技も自然で素敵でした。
また、リカのセリフの一つ、
「だれもいないから寂しいんじゃなくて、だれかがいないから寂しいの。」
これは名言だと思います。
他にも名言や名シーンは数多く残っている作品だと思いますが、第10話の木の柱に名前が彫ってあるシーンは、正直怖いと思ってしまいました…。
特に一番好きだったのは、リカが電車の中でカンチとの楽しかった記憶を辿って泣いていたシーン。もう感動してこちらまで大号泣でした。
放送当時に一度観た事がある人でも、また観て別の楽しみ方ができるような作品になっていると思います。
40代男性
オープニングを含めて、時代を完全に投影した作品だと思います。喫煙シーンが多いのも最近のドラマにはない部分だと思います。その様な視点で観てみても楽しめるのではないでしょうか。
また、小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』は、イントロの部分を聴いただけで身体が反応してしまいます。公衆電話にテレホンカード入れる所や、ストリート系のファッションの人たちが登場する所など、今はなかなか見られなくなった懐かしさが溢れていました。歌詞も意識して聴いていると更に心に沁みてくるんです…。
リカも可愛いのですが、個人的には千堂あきほさん演じる長崎尚子のこの時代の雰囲気が一番好みです。
登場人物それぞれの気持ちを考えると心の奥がモヤモヤとしてしまうのですが、それが恋愛、それこそが人付き合い、そしてそれでもいいから青春したいなぁと思わせてくれる作品でした。
もう何回も見ているのに、時折すごく切なくて泣けてしまう時があります。
観る時の自分の状況によって感じ方も変わってくるようです。
20代男性
もちろん当時はSNSもまだなくて、そいういう意味では他人にどう思われるかそれほど気にしない時代だからなのか、とにかくみんな感情のままにイキイキと生きている様子が伝わってきました。人間味に溢れていたと思います。
特に鈴木保奈美さん演じるリカは、自分をしっかりと確立していて力強く生きている感じが良かったです。強い女性の象徴だと思います。逆に織田裕二さん演じるカンチを見ていると歯がゆくて、自分の思った事を相手に伝える事の難しさというのも感じました。
作品中に出てくる今の時代にはない、直接的な感情の表現は見ていて羨ましささえありました。情報や通信手段が溢れていて、自分は日々それに流されて生きてしまっていますが、スマホや携帯がない時代も経験してみたいと思いました。意外と生きやすいかもしれません。
20代男性
好きなシーンはたくさんありますが、リカがカンチと別れた後に、カンチと一緒に蹴ったガソリンスタンドのドラム缶を蹴るそぶりをしたシーンや、電車の中でカンチとの思い出を回想して涙するシーンなどは、切なくて感動しました。
また、三上と別れてからの関口が怖いくらい明るくなっていく女心が少し奇妙で、カンチが関口と結婚したのは解せないですが、それだけ世の中には思い通りにならない事があるという事なのかなと自分なりに解釈しました。
この作品が本当に伝えたかったのは、結婚とか恋愛とかタイミングが本当に大事で、相手を想う気持ちを伝えるのは躊躇してはいけないという事ではないでしょうか。最近にはあまり見られない、ストーリー性があり、終始見応えのある作品だったと思います。観終わった後、久しぶりに恋愛に前向きになる事ができた気がします。
原作は柴門ふみさんの漫画との事ですが、これをきっかけに原作だけでなく他の柴門ふみさんの作品も観てみたくなりました。
40代女性
鈴木保奈美さんと、彼女が演じるリカにはどれだけ憧れを抱いた事でしょう。あの自由奔放な感じを醸し出す鈴木保奈美さんは本当に可愛かったです。頭もキレて行動派で、甘え上手で…。ああいう女性になりたいと本気でなりたいと思ったものでした。恥ずかしながら衣装や髪型、セリフまでをも真似していました。
リカは、言葉の一つ一つが可愛くて自分をしっかりと持っている人。聞いているこちらが恥ずかしくなるようなセリフもあったけど、ストレートに物事を伝えているところが自分にはない部分なので憧れていました。
大人になってから観ても、やはり秀逸な作品でした。切なさも恋しさもイライラも、あの頃よりもさらに感情移入し過ぎて辛くなってしまうほどです。それでもハマってしまうのは、登場人物みんな憎めない、愛しささえも感じられるキャラクターだからなのでしょう。
私は今リカとは程遠い人生を歩んでいますが、この作品を観てからあらゆることにおいてタイミングだけは外さないようにしたいなと思うようになりました。カンチとリカのあのすれ違いは、いい意味で今でも少しトラウマです。
20代女性
昭和っぽいセリフの言い回し、携帯電話のない時代の恋愛は、その時代を知らない私にとってはとても新鮮に映りました。
その中で私はファッションにも注目して観ていました。昔の作品なので衣装もレトロなものが多いのかと思ったのですが、ハイウエストのボトムスとオーバーサイズのコートが今っぽい感じにも見えたのでびっくりしました。ヘアスタイルもただ単に古いという印象ではなく、鈴木保奈美さんに似合っていたし、他の出演者さん達も全体的に華やかに見えました。
時代を感じさせる作品であった一方、現代を予兆していたかのような設定もあった気がします。それは、リカのような強い女性と、カンチのような少し女々しい男性のキャラクター。近年女性の社会進出が顕著となっていますが、ここにその先駆けがあったようにも感じました。
カンチを演じた織田裕二さんはこの作品がいわゆる出世作で、この後から主役級の作品に出演されるようになったようです。その後も少し頼りないキャラクターを演じる事が多く、その傾向はここに起源があったのではと思いました。もちろん当時から安定の演技力で、とても20代とは思えない堂々たるものでした。
40代女性
特に後半からは毎話泣きながら観ていました。それでも鈴木保奈美さん演じる主人公のリカが本当に強くて素敵だったので、苦しく悲しい気持ちになるだけではなく、前向きな気持ちにもなれました。
系統の違う女の子3人がそれぞれ全員可愛くて人間らしさもあって、感情移入しながら観ていました。その中でもリカは、今後緒語り継がれる名キャラクターで、言動や性格など世界一可愛い女性だと思っています。
また、当時はあまり意識して観ていませんでしたが、「仕事より恋愛」という雰囲気が色濃く描かれていて今となっては新鮮に思えました。最近の20代は恋愛にあまり重きを置かないといいますが、この作品は恋愛が最優先。
「一生のうちに人を好きになるなんて、そうそうあるもんじゃない」
という名台詞もありましたが、本当にその通りだと思います。もどかしいコミュニケーションやすれ違いが細かく描かれていて、後世に残したい名作だと思います。
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