親と子が一緒になって“親子丼”
そんなフレーズが根底にあるこの物語。
“食べること”を通じて子どもたちに愛を伝えてきた、主人公の九十九さくらを演じるのは、真矢ミキ。共に奮闘する新米弁護士役には新川優愛が抜擢されました。
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「空っぽのお腹を満たせばココロも満たされるはずー」
そんな信念を持った主人公のさくらが、虐待や育児放棄、親の失踪など様々な事情で家族と一緒に暮らすことができない子どもたちが一時的に避難するための「ハチドリの家」の食事スタッフとして奮闘する姿を描いているのですが、虐待や育児放棄は現代社会にも深刻な問題として取りざたされています。その実態を周知させるためにもこの作品は大変意味があるでしょう。
辛い経験を経てきた登場人物たちばかりですが、その中にも優しさや強さが感じられたり、生きる意味を考えさせられる場面がたくさん描かれています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大防止で自粛生活が続き、自宅で過ごす時間が増えたことから虐待リスクが高まるなど、子どもたちを取り巻く環境はますます厳しさを増していると言えます。
そんな時、私たちは、どう手を差し伸べたらいいのか。
時に優しく、時に厳しく、親子丼を作りながら奮闘するさくらに、そのヒントがあるかもしれません。
ここが見どころダヨ
また記事後半では、あらすじ・キャスト等の作品情報や、みんなの感想・ネタバレ情報なども紹介していますので、併せてチェックしてみて下さいね。
目次
ドラマ【さくらの親子丼】の平均視聴率・比較
ドラマ【さくらの親子丼】の平均視聴率を他の有名なドラマと比較してみました。
<参考>平均視聴率・比較 | |
作品名 | 平均視聴率 |
ドラマ【さくらの親子丼】 | 不明 |
ドラマ『ドクターX・4期』 | 21.49% |
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 | 14.47% |
ドラマ『グランメゾン東京』 | 12.74% |
ドラマ『凪のお暇』 | 9.94% |
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配信状況チェック表/2021/2/24 現在 | ||||
配信サービス名 | 配信状況 | 無料期間 | 月額料金(税込) | 視聴期限 |
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Paravi | ☓ | 2週間 | ¥1,017 | |
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違法アップロードの詳しいリスク解説は、こちらの記事を参考にしてください。
ドラマ【さくらの親子丼】全話を無料視聴する方法
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それと、WiFiがあればスマホでイツでもドコでも観ることが出来て重宝します。
ランチや時間潰しなどは、いつも好きなドラマやアニメ、映画などを観ながらなので、1~2時間なんてアッという間。(笑)
大人の事情で地上波では観られない作品もあったりして、みたい作品を制覇出来るのはまだまだ先になりそうです。
私の体験談
ドラマ【さくらの親子丼】の作品概要とキャスト・スタッフ
ここからはドラマ【さくらの親子丼】の関連情報になります。
まずは作品概要から。
様々な事情で家族と一緒に暮らすことができない子どもたちが、一時的に避難する“子どもシェルター”。
九十九さくら(真矢ミキ)は「空っぽのお腹を満たせばココロも満たされるはず」という信念のもと、子どもシェルター「ハチドリの家」の食事スタッフになり、食べることを通じて子どもたちに愛と希望を伝えてきた。
あれから2年―さくらは、新たに作られた子どもシェルター「第2ハチドリの家」でスタッフとして働いていた。
父親から虐待を受けながらも、その父を見捨てることができない少女に、母親に殺されかけ九死に一生を得た少年。そして父親の虐待を裁判で訴えた幼い少女。そこには、傷ついた子どもたちが次々とやってくる。
「子どもたちが傷ついた羽根を休めるように。そして未来にむかって歩みだせるように。大人はその手助けをするだけ・・・」様々な経験を経て、さくらの子どもたちに向かう思いも深まっていた。
そんな中「第2ハチドリの家」に、新米弁護士の宮部雪乃(新川優愛)がやってくる。雪乃の子どもたちへの熱心すぎる思い入れは、時に激しい摩擦を起こす。子どもたちは返って離反し、激しく傷つく雪乃。そんな姿にかつての自分を見出し、優しく寄り添うさくら。
更に、さくらは加害者である親たちにも向き合い、心の奥底にある思い扉を開いていく。傷つき、大人に絶望した子どもたちに、社会は、そして私たちはどんな手を差し伸べたらいいのか?
時に優しく、時に厳しく、子どもたちのために奮闘するさくらを待ち受ける新たな試練とは!?
次はキャスト・スタッフ情報です。
キャスト
九十九さくら 真矢ミキ
宮部雪乃 新川優愛
高瀬川多喜 山崎静代
門倉 真由子 井本彩花
高野 みどり hibiki
徳納 朝子 倉島颯良
西川 夏美 西本まりん
浅尾 希望 清水香帆
片桐 隼人 遠藤健慎
室井 拓真 後藤田しゅんすけ
阪巻 梨花 永瀬莉子
岡林 大樹 細田佳央太
金城 真希 内藤理沙
中山 源一 青柳文太郎
岡林 康浩 鶴見辰吾
三谷桃子 名取裕子
スタッフ
企画 市野直親(東海テレビ)
企画協力 古賀誠一(オスカープロモーション)
プロデューサー 河角直樹(東海テレビ)
中頭千廣(東海テレビ)
浦井孝行(アップサイド)
岸川正史(アップサイド)
原作/脚本 清水有生
演出 阿部雄一・谷川功・最知由暁斗
音楽 富貴晴美
協力 オスカープロモーション
制作 東海テレビ アップサイド
ドラマ【さくらの親子丼】の各話あらすじ(ネタバレあり)
1話 行き場をなくした子どもたち
九十九さくら(真矢ミキ)は、弁護士の三谷桃子(名取裕子)が新たに作った子どもシェルター、第2ハチドリの家でスタッフとして働いている。そこへ、親を訴えた10歳の子ども(清水香帆)と父親から教育虐待を受けている阪巻梨花(永瀬莉子)が救いを求めてきた。梨花のコタン(子ども担当弁護士)は、新人弁護士・宮部雪乃(新川優愛)が担当することになり、正義感に燃えて守ろうと決意するが・・・。豊富な経験と、子どもたちを温かく見つめる“強靭なおばさん”に待ち受ける新たな試練とは?待望の第3シリーズいよいよ開幕!
2話 邪悪なエナジー降臨!
さくら(真矢ミキ)の元に、以前「ハチドリの家」に居た由夏(岡本夏美)からSOSの連絡が入る。悪質な風俗にスカウトされている西川夏美(西本まりん)を救ってほしいと言われ、会うことに。一方、雪乃(新川優愛)は自分の意思で自宅に戻った梨花(永瀬莉子)を心配し、説得しようと奮闘するが・・・・・・。そんな中、ハチドリの家の新たな入居者・室井拓真(後藤田しゅんすけ)がやってくる。畑仕事も真面目にこなしている様子だが・・・垣間見せた顔とは?
3話 ギリギリで向き合う命
ハチドリの家・ホーム長の多喜(山崎静代)は、入居中の片桐隼人(遠藤健慎)を連れて待望の住み込みで働ける工場の面接に行くことに。一方、雪乃(新川優愛)は、自らの意志で自宅に帰った梨花(永瀬莉子)が再び父親から暴力を受けているのではと心配するあまり、自宅前で待ち伏せし説得しようとするが・・・・・・。子どもたちに熱心に向き合うスタッフを、かつての自分を見るように見守るさくらだったが、ついにある行動にでる。
4話 幸せになる権利
大樹(細田佳央太)に借りたリストバンドを自分で返したいと真由子(井本彩花)から相談されたさくら(真矢ミキ)。人を信じてみようと行動を起こす真由子を応援したいと、大樹が出場するバスケの試合に同行することに。そこには真由子らしい姿が・・・・・・。一方、真由子が子どもシェルターに来るきっかけとなった壮絶な過去が明らかになる。
同時に、さくらは岡林(鶴見辰吾)から折り入っての相談を受け、新たな嵐の予感となる。
5話 消したい過去
岡林(鶴見辰吾)から、更生保護施設の建設反対運動に誘われたさくら(真矢ミキ)。ハチドリの家を続けるためにも町内の人とは対立しない方がいいと考えるが、徐々に立場や意見の相違を生み始める。一方、実兄の性的虐待のトラウマに苦しむ真由子(井本彩花)は、大樹(細田佳央太)への思いを断ち切ろうとしていた。しかし、みどり(hibiki)や朝子(倉島颯良)のちょっとした言葉に過敏になり激しく衝突してしまう。そんな真由子に多喜(山崎静代)はミットで、さくらは共に料理を作ることで子どもたちに寄り添う。
6話 誰かの未来のために
真由子(井本彩花)に急性白血病の疑いがあると知ったさくら(真矢ミキ)は、父・門倉稔(中野剛)に会い、真由子が7歳の時に白血病を発症していた事実を聞く。さらに病院の記録から、骨髄移植の適合者がいると知らされるも、さらなる事実に愕然とする。さくらと雪乃(新川優愛)は、真由子を救うためある場所へ奔走するが・・・。一方、真由子は誰にも話していない過去が大樹(細田佳央太)にばらされていると知り、荒んだ気持ちを爆発させる。真由子を想った子どもたちはそれぞれに行動を起こし・・・。
7話 本当のあなたを知りたい
真由子(井本彩花)は自分の過去を大樹(細田佳央太)に話し、大樹への想いを断ち切ろうとしていた。そんな中、さくら(真矢ミキ)は、急性白血病の疑いがある真由子に病院で検査を受けるように促すが「どうせ生きていてもいいことないから」と取り合わない。一方、虹ヶ丘高校の体育館に乗り込んだ不良がフリースクールの子ども達だという噂を聞いた岡林(鶴見辰吾)は、「更生保護施設建設反対」のポスターと署名用紙を持って、ハチドリの家に。改めてさくらに、フリースクールの存在を聞くが・・・。
8話 10歳、法廷に立つ
ハチドリの家で子ども達と仲良く暮らしている大樹(細田佳央太)。岡林(鶴見辰吾)はさくら(真矢ミキ)に、大学受験を控えている時にハチドリの家が大樹を惑わせていると非難する。一方、希望(清水香帆)は次の裁判で本人尋問を控えていた。父親は次期市長選に立候補するため虐待を認めるわけにはいかず、母親も雪乃(新川優愛)たちに会ってはくれない。そんな中、さくらのぎっくり腰がきっかけで、希望が裁判を起こした理由が判明する。
9話 未来は私が決める
さくら(真矢ミキ)たちは、希望(清水香帆)の裁判を機に人を思いやる気持ちが生まれた子ども達の成長に驚く。そんな折、庭作業の最中に真由子(井本彩花)が皆の前で倒れてしまう。心配する子ども達に対し、桃子(名取裕子)は真由子が実は病気であると説明する。大樹(細田佳央太)らは真由子の為に「自分の骨髄を移植して」と次々に訴え出るが・・・。意識が戻った真由子は、医師から骨髄移植の準備を勧められる。しかし、その適合者が実の兄の祐二(金井浩人)と察していた真由子は、一切承諾しない。それでもさくらは、真由子を救うために、雪乃(新川優愛)とともに再び拘置所を訪れ、祐二を説得しようと・・・。
10話 断ち切って、未来へ
さくら(真矢ミキ)、多喜(山崎静代)は、拓真(後藤田しゅんすけ)から同窓会に行きたいと相談されるが、身の安全を守るため、外出許可はできないと伝える。その際さくらは、拓真の首を絞めて自殺を図った母親の意識が戻ったことも伝え、いずれにしても居場所が分からないようにすると約束する。母の容態に驚く拓真だったが、実は同窓会の狙いと母親の事件の真実には誰も気づいておらず・・・。その夜、サプライズで拓真と朝子(倉島颯良)の誕生日パーティーが行われる。二人にはさくらからあるプレゼントが用意されていた。一方、雪乃(新川優愛)は父からの連絡で、無理な相談を持ち掛けられ・・・。桃子(名取裕子)たちは、雪乃から思いがけない決心を表明される。
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ドラマ【さくらの親子丼】を観たミンナの感想(ネタバレあり)
40代女性
オムライスを頼んでおいて、作ってあげると手を付けず、「オニギリにする」などと言って相手を困らせる。
「食べたい」という純粋な気持ちよりも、歪められた心の動きのほうが勝ってしまうということなのでしょう。このような形で傷ついた心は肉体をも蝕んでいくのですね…。この描写に、一筋縄ではいかない教育の難しさを感じました。
この作品は現実的にあり得そうなストーリーだからこそ、直視することが辛かったです。
ここまでではないにせよ、親の思うようにならずに実際虐待されている子は居る事と思います。自慢したい、見栄っ張りな親には有りがちなのかなぁとも思いました。そういう親の期待に応えようとする子どもはかわいそうになってしまいます。
このドラマが扱うテーマは、極めて深刻なものです。日本の未来は今の子どもがあってこそのもの。直視することが辛いからと言って目を背けてはいけないですよね。
真正面からその問題に立ち向かうためにも、多くの人に観てもらいたいと思えるドラマだと思いました。
30代女性
この作品に描かれている虐待に関しては、誇張して表現しているようにも見えますが、私の知らない所で類似した虐待が起こっているのかもしれないということを考えると恐ろしくなりました。それと同時に大人としての責任も感じました。
前シリーズは三谷先生がストーリーにそこまで絡んで来なかったこともあり、さくらの民間人としての支援・アプローチが中心の物語でしたが、今回新川優愛さんや元プロボクサーの多喜役のしずちゃんが加わったことにより、制度や法の視点からもこの問題を自分なりに考えることができました。
また、走るシーンが多かったことも特徴だと思います。主人公のさくらを演じた真矢みきさんも新川優愛さんも体力勝負だった事でしょう。
それにしてもさくらがつくる親子丼は、半熟卵と鶏肉の絡み具合が絶妙でした!ほんとうに美味しそうでした。あんなにも美味しそうではないですが、観た後は明日の夕食は親子丼にしようと何度も思って作っていました。ドラマの内容を振り返りながら、その親子丼を食べる我が子を観るのが好きな時間でした。
テーマがしっかりしていて、暴力的な場面もどぎつくなり過ぎない安心感があるので良かったと思います。
30代男性
残念ながら虐待やいじめは実際にも存在します。その問題に真正面から取り組む姿勢が、我々には求められているのだと改めて感じました。
当事者の大人はお面を被り、悪人であるほど本当の顔を世間に見せません。また、子供は純情、直情であるがゆえに残酷、冷酷な面があります。その板ばさみにあって、困難に立ち向かう人達の姿をストレートに描いている作品だと思います。じっくりと考えながら観るべきだと思いました。
この様な重たいテーマの作品ではありますが、キャストの皆さん本当によく演じられていたと思います。特に新川優愛さんの演技は本当に光っていました。新人弁護士の役なのですが、新川さんご本人が本当にこんな人なのかと思うくらい、正義感だけで突っ走る役を自然と演じていました。それでいて爽やかさも感じられ、素晴らしい女優さんだと改めて感心しました。また、多喜を演じる静ちゃんも普通に馴染んでいてハマり役でした。多喜は、元プロボクサーで『第2ハチドリの家』のホーム長。入居者同士が喧嘩をしていると、力ずくで止めに入るという設定も良かったと思います。
20代女性
特に真矢みきさんが演じる主人公のさくらがとっても良い人で温かかったです。
さくらが食事のスタッフとして働く『第2ハチドリの家』は、子ども食堂のような感じで、居場所がなかったり困窮している子どもたちがさくらの親子丼を食べて元気をもらって、生きる活力を得ていた姿に毎回感動しました。中には問題のある大人もいるのですが、何も聞かずに親子丼を作ってあげる…。その“何も聞かずに”というところが重要なのかなぁとも思いました。さくらの温かさに安心感を覚え、こんな存在に私もなれたらなぁと思いながら観ていました。
ストーリーは、観ている人を飽きさせないテンポの良さが絶妙だったと思います。シリアスな題材ではあるのですが、さくらの優しさがドラマ全体を包み込んで中和できている作品です。虐待という重大な社会問題を取り上げながらも、きちんとエンターテイメントとして成立させていたように思いました。とっても意味があって素敵な作品なので、今後の続編も期待してしまいます。
20代女性
一方物語は、あまりの理不尽さに絶句する場面も…。これが「大人の事情」というものなのでしょうか。子供にとって「親の気持ちがわかる日」など本当にくるのだろうかと心配になりました。そしてとにかく泣けました。特にギックリ腰から後の展開は、涙を止めることはできませんでした。
私は児童福祉関係の仕事に就いていることもあり、今回のシリーズも楽しみにしていました。家庭に恵まれなかった子供の実体を舞台にして下さるテレビ局には感謝しかありません。
私もさくらさんみたいに、相手を理解しようとする姿勢を大切にし、芯はあるけど懐の広い大人になりたいと思いました。また、将来子どもの言葉だけでなく心にも耳を傾けられる親になりたいとも思いました。
この作品は決して話題で流行りのドラマというわけではなく、地味かもしれませんが、オリジナルの脚本で真面目に作っている感じがよく伝わってきました。何より社会的メッセージ性がある素晴らしいドラマだと思います。老若男女問わずたくさんの人に観てもらい、一人でも多くの人に実情を知ってほしいです。
30代男性
まず、裁判で母に裏切られた希望のことをきっかけに、人を思いやる心や連帯感などが入居者たち芽生えてきたところが良かったと思います。「バナナ5本を7人で食べて…」は、さくらが仕掛けた心理テストだったのですね。映像にはありませんでしたが、こどもたちは、5本を全部半分にして10個にして、じゃんけんで順番に選んでいったのだろうと思います。そして残った1.5本(3個)を4人のスタッフにあげました。これは逆にハチドリのスタッフを試そうという魂胆なのかもしれません。初めは歳の順で3本とった様子や最初はグーのじゃんけんの様子をドア越しに聞いていて、みんなで微笑んでいたのではないかな、と想像してしまいました。
大樹もハチドリの家の温かさを気に入ったようでホッとしました。真由子が白血病であることを知り、自分の骨髄を移植してあげたいと申し出る子どもたちに混じって、真由子のことを本当に心配する彼も、成長しているなぁと実感しました。
その真由子を犯した兄が白血球適合者というとんでもない試練に、さくらがどう対応するかが一番の注目ポイントでした。でも拘置所で雪乃と共に土下座して懇願するとはビックリしました。このときのさくらは、「兄の一部を移植するなら死んだ方がマシ」という真由子の切実な想いをわかっていなかったのですが、さくらの「泥水の中で泳ぐの疲れたから、大人が泥水掻き出してあげなきゃ」は正論だと思います。
でも、たとえ命がかかっていても無理に押し付ける善意は、壮絶な人生経験をした真由子たちにとって、善意と捉えられない場合もあるということを、この時は気づいていなかったのでしょう。
当事者にしか分からない心の葛藤もとてもリアルに描かれていて、考えさせられるシーンでした。
20代女性
これは真由子から「私を連れ出してほしい」と誘ったのではないかのなと推測していました。この時、自分の心を癒してくれて、受け止めてくれるのは大樹しかいない、と感じ始めていたのだと思います。
みどりの
「みんな背負ってるんだよ。
死んでしまったら苦しめた奴の思うつぼ。
だから私は生きる。
生きたくても生きられない奴もいるんだぞ。」
という台詞にはグッときました。これは、弟を母親からの虐待で亡くしたという自分の過去の体験からの訴えです。自分の身代わりになって亡くなったみどりの弟、本当にかわいそうでいたたまれない気持ちになりました。そのようなことを思い出しているみどりにかけた、
「真由子ちゃんが生きる気になったのはあなたのおかげ。」
というさくらの言葉も大変優しいものでした。きっとこのような言葉をみどりはかけられたことはなかったのだと思います。親子丼を食べながら涙を流すみどりを見て、大号泣しました。
紆余曲折を経て、最終的には骨髄移植ではなく抗がん剤治療を選択した決断は、正しかったと思います。今回のエピソードを視聴して、ますます真由子の命が助かることを願わずにはいられなくなりました。この子たちに罪はありません。罪があるのはこの子たちの親であり、真由子兄であり、無慈悲な大人たちです。全ての大人が観るべき作品だと思いました。
20代男性
「イジメられたくなかったら強くなりなさいよ。」
という言葉。これは親が言うことではないと思います。自分を守ってくれない親に不信感を抱くのは当然ですが、もしかしたらこの母親にも何か辛い過去があったのかなぁとも思ってしまいました。だとしたら生き方考え方を修正してくれる人に出会わなかったのが残念でなりません。人の愛し方を知らない。子どもを愛せない。この親に銃を向けてしまった拓真の気持ちは理解できました。子どもには、親の過去を慮って行動を自制することはできないのです。
さくらの息子は刺殺されていたのですが
「だれかを憎み続けて生きるのは、苦しすぎる。」
という思いから書店経営の裏の顔として個人シェルターを初め、その後第2ハチドリのスタッフになったという経緯があります。復讐や同じことを自分より弱い立場の人にしてしまうのではなく“自分だけではない、みんな苦い過去がある”ということを考えてこの様な生き方を選ぶのは素晴らしいと思いました。
30代女性
「虐待を受けた人だからわかることってあるんじゃないでしょうか。
絶対に辞めないでください。」
この言葉に思わず涙してしまいました。この温かいセリフは新鮮で、ズシリと重みがありました。辛い思いをしてきた人だからこそ、他人の痛みが分かるということは大いにあります。難しいことかもしれませんが、他の人が二度と同じ思いをするようなことがなくなるようにその経験を利用してもらいたいです。
新川優愛さん演じる雪乃の逆襲は、朝子の親や自分の親へ向けられていましたが、その姿に雪乃の人間魂を見たような気がします。彼女の行動力はすごいです。その本気度を見た親はひれ伏したので、そんなどうしようもない親でも義理と人情は持ち合わせているのかなと思えました。
このようなドラマでは、皆が円満に終われる形は期待できないと思うのですが、それでも最後にはだれの顔にも笑みが見られ、幸せへのベクトルが感じられました。そのことから素晴らしいエンディングだったと捉えています。
30代男性
それ以外のシーンも目が離せなくて、夢中になって観ていました。この作品を観るまでは、正直少年院に入っていた子供に多少の偏見を持ってしまっていました。でもこの作品を観て、それぞれに少年院上がりだというだけに留まらない事情があることにも気づけました。だからこそ、このドラマの価値が有るのだと思います。
でも実際問題としては安易に恋を応援するのも複雑な気持ちになってしまします。どんな事情があったにせよ、少年院出と知ればうまくは行かないことの方が多いと思います。一人で強く生きていける心を鍛えることも、必要になってくるのではないかとも考えてしまいました。
この作品はキャストの皆さんも生き生きとしている様子が伝わってきます。辛い話が多いのですが、観終わった後に嫌な感じが残っていないのは、キャストやスタッフの工夫によるものなのだと思います。
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